リフォーム

コラム

バリアフリーリフォームはいつやる?高齢化社会に向けて終の棲家を準備しよう

高齢化が進む日本において、自分の家でいつまで過ごせるかはとても重要で、誰もが抱える不安な気持ちだと思います。

今後、高齢化が進み、高齢夫婦での二人暮らしや単身の高齢者が増えていくことが予想されます。
特に都市圏を中心に増えていくとされています。

国土交通省から発表されているガイドラインを基に、高齢化社会に向けてのバリアフリーリフォームについてご説明いたします。

持ち家が多い高齢者には、バリアフリー化は必要な備え。

2020年現在、高齢者の持ち家比率は高く、また、そのまま自宅に住み続けることを希望する人が多いようです。
しかし、古い住宅は断熱性能が低く、なおかつバリアフリーではない住宅が多い状態です。

高齢期の生活では、ヒートショックやケガ、病気を予防するために住まいの環境がとても重要です。
子育て期に建てた家は、高齢になると夫婦2人や単身にとっては広く維持管理の負担がかかります。
金銭的、体力的にも余裕のある時期に高齢期の住み方を考えておきましょう。

高齢化に向けてのリフォームの時期は?

国土交通省のガイドラインでは、高齢期に差し掛かる前の65~75歳をアクティブシニア、50~65歳のまだ働いている時期をプレシニアと呼び、この2つ時期にリフォームすることを推奨しています。

現状、この世代の持ち家の半分近くが昭和55年以前となっており、旧耐震基準のままで、バリアフリーや断熱性能、設備も劣っているのです。
その為、そのまま自宅に住み続けることを希望するプレシニア、アクティブシニア世代は、高齢化に向けたリフォームが必要になってくるでしょう。

高齢化に向けたリフォームとは?

高齢者に向けたリフォームについて、国土交通省はガイドラインを出しています。
高齢期を迎える親御さんが暮らしやすいようにチェックリストとして活用されることを目的の1つとしています。

その情報も基に、高齢化に向けたリフォームについてご説明したいと思います。

高齢者に向けたリフォームで達成したい成果

リフォームには、必ず金銭的な制約が出てきます。
その際に、達成したい成果を明確にしておくことでリフォームの優先順位が定められます。
高齢者に向けたリフォームで達成したい成果は4つあります。

  • 高齢者が長く健康でいられる住まい
  • 高齢者が自立した期間が長い住まい
  • 高齢者が介護を受けやすい住まい
  • 高齢者が次世代へ継承できる住まい

高齢者向けリフォームを検討する時には、リフォーム会社から提案されたリフォームで、どの成果がどの程度達成されるのかを意識しておきましょう。

高齢者に向けたリフォームのポイント

では、どのようにしたら、達成すべき高齢者向けのリフォームができるのでしょうか?
8つのポイントをご紹介いたします。

  1. 温熱環境のコントロール
  2. 外出の容易さ確保
  3. トイレ・浴室の利用性
  4. 日常生活空間の合理化
  5. 主要動線上のバリアフリー化
  6. 設備の導入・更新
  7. 光・音・匂い・温度環境のコントロール
  8. 余剰空間の活用

特に1~4については、国土交通省のガイドラインでも重要度が高いとされています。

1.温熱環境のコントロール

高齢期では、自宅で過ごす時間が増えるとともに、ヒートショックや熱中症にかかりやすくなります。
自宅内の温度差は、健康維持に有効な家事や移動を妨げるとし、自宅内の温度差解消をするリフォームが必要です。
具体例としては、
住宅の断熱性能を向上
・内窓の設置や高断熱サッシリフォーム
・外壁・屋根・天井・床の断熱化
居室と居室以外の温度差解消
・在来浴室をユニットバスへリフォーム
・浴室暖房、洗面室暖房の設置
・非居室を含めた間取り変更
・パッシブデザインリフォーム
・省エネ性能の高いエアコンを設置

温熱環境をコントロールするリフォームを行うことで、ヒートショックや熱中症を予防ができ、運動機能を維持し、自立して生活できる期間を延ばす効果が得られます。
また、断熱性、設備効率が上がれば光熱費の抑制も期待できます。

2.外出の容易さ確保

高齢期の外出は、孤立を回避し、生きがいにもつながるため、重要な要素です。
段差があると外出が億劫になり、外出が減ると歩行障害や認知症へのリスクが上がってしまいます。
また、介護期に入ったときは、動線が確保されていないと介護を受ける側も介護者も負担がかかります。
外出の容易さを確保するリフォームは、玄関、勝手口だけでなく、掃き出し窓や縁側から道路までの経路も視野に入れておきましょう。
具体的なリフォームの内容は、
・段差解消
・経路の照明・足元照明新設
・スロープの設置
・玄関扉、門扉の引戸化
・玄関スペースの広さ確保
・縦手すりやベンチの設置
・駐車スペースのゆとり確保
・縁側や掃き出し窓にデッキやスロープ設置
外出の容易性が確保されると、家族や外のコミュニティと交流が促進され、生活が充実します。心身機能が衰えても外出が容易になり、 運動機能や意欲の低下が防止されます。
自立した生活期間が延び、介護を受ける際の負担も軽減されるため、重要なリフォームの1つです。

3.トイレ・浴室の利用容易さ

自立した生活において、自分でトイレを利用できることはとても大きなポイントです。
また、介護期でも排泄入浴介助の容易さが、在宅継続の可能性を左右します。
具体的なリフォームとしては、
トイレ浴室のバリアフリー化
・トイレ浴室洗面の間仕切り撤去、一体化
・手すり設置、段差解消
・トイレ浴室洗面暖房の設置
・タンクレストイレで広さ確保
・高さを抑えた手洗い器の設置
・扉の引き戸化、最低でも外開きへ
・ドアノブからレバー式へ
夜間寝室からの移動経路バリアフリー化
・手すり、段差解消、照明増設

トイレ・浴室利用の安心感と快適性が向上すると生活ストレスが低減され、自立期間を伸ばし、介護が受けやすいことで、長く自宅に住み続けることができるようになります。

浴室リフォームは、リフォームのタイミングは少し考えてしまう場合もありますのでよく、検討しましょう。

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4.日常空間の合理化

子育て期の広い空間は、高齢期では維持管理が負担になってきます。
階段の昇降や布団や洗濯物の運搬などが考えられますが、家事の適度な継続が健康維持、運動機能維持に寄与している点もあります。
そのため、ある程度は自立期間を維持するため家事を行うものの、転倒やケガのリスクを抑えるリフォームを検討します。
具体的なリフォームとして、
日常生活空間を同じフロアに
・寝室を1階に
・間仕切り撤去
・開き戸を引き戸にして開放
・減築して平屋化

1階へ日常的な生活空間を集約することで、日常の家事労働が1階で完結できるようにします。
階段の昇降での踏み外し等のリスクを抑えつつ、適度な家事による運動機能低下を予防します。
また、開放的な空間は、心身機能低下も抑えることができ、さらなる在宅生活の継続が期待できます。

5.主要動線上のバリアフリー

外出時だけでなく、自宅で過ごす時間が延びることから、屋内の移動容易性も視野に入れてリフォームを行いましょう。
高齢者は小さな段差、暗がりでも事故が起きやすく、些細な事故をきっかけに生活動作ができなくなってさらに衰えてしまうことがあります。
日常生活上の経路は、バリアフリー化
・手すり設置
・段差解消
・滑りにくい床、転倒時衝撃に配慮した床
・開き戸の引き戸化
・転倒要因になるものが出ない収納空間確保
コンセントの位置、配線ルートの見直し
・ケーブルを床に露出させない
・足元照明の設置
主要動線を意識したリフォームをすることで、転倒事故を防止するだけでなく、歩行が不自由になったときも簡易対応で移動を可能にします。

6.設備の導入更新

加齢に伴い、掃除や料理の負担は大きくなりますし、火気の安全や緊急連絡、防災や防犯の面でも不安が増えます。
そのため、古くなった住宅設備を安全かつ使いやすいものに更新したり、防災・防犯を意識した新しい設備の導入も検討しましょう。
生活利便性を向上させるリフォーム
・清掃性、メンテが楽な水まわり設備
・座って使えるキッチンや洗面台
防災、防犯のための設備リフォーム
・電動シャッター
・自動点灯照明
・防犯カメラ
・見守り機器、緊急通報システム
・制御力のある給湯器
・聞き取りやすい警報機

最新の住宅設備は、家事の負担を軽減するだけでなく、光熱費削減につながる設備も増えてきています。

7.光・音・匂い・湿度環境のコントロール

高齢者は自宅で過ごす期間が長くなり、視力・聴力の低下も起こります。
そして、光や音、匂い、湿度等の感覚に個人差が生じてきます。
快適な生活空間を作ることは在宅生活を長く続けることにつながるため、余裕がある限り、室内環境にも気を配りましょう。
長く過ごす空間を中心に、日照、採光、通風を確保
・間仕切り撤去で採光や通風を確保する
・照明計画を工夫して落ち知多雰囲気と手元の明るさを確保
・開口部(窓)の位置、大きさ変更
・開口部(窓)へルーバー、日よけを設置
多機能性内装材を使ったリフォーム
・調湿、吸音、遮音、防臭の壁紙クロス

聴力や視力の低下しても、生活ができるように、照明計画で対応するとともに、高機能内装材は、おしゃれなものが多く、満足度の高い生活空間を作れます。

8.余剰空間の活用

高齢期で日常生活空間の合理化を図ると、子供部屋や余った部屋が出てくることもあると思います。
また、現役世代より趣味や交流を楽しむ時間が増えていきます。
逆に、趣味や交流がないと地域から孤立し、生活が困難になったり、防災・防犯の面でのリスクが高くなってしまいます。
この余った部屋を活用することで、ライフスタイルに応じた豊かな生活を実現しましょう。

余った部屋の使い道として
・収納部屋にして生活空間にモノを置かない
・客間や宿泊失にして離れた子供や孫と交流
・趣味や教室の会場として提供
余った部屋を交流の場として使うことで、孤立の防止、自立期間の延長が期待できます。
また、利用の減る縁側やテラスの半屋外空間を整備して緊急の脱出経路としたり、介護サービスの経路とするリフォームも有効です。

最後に

ここまで、高齢化に向けたリフォームについて、ご紹介してきました。
老後に長く自宅で生活することを希望する場合、考えられるリフォームを国土交通省のガイドラインを参考にできるだけ多く挙げてみました。

高齢化に向けてリフォームする時期も50歳と現役世代からと早めの対応が望ましいとされていますので、高齢期に向けて資金計画を立てていくことも大切です。
バリアフリーリフォームや断熱リフォームには、税制優遇や自治体による補助金等もあり、国も積極的に推進しています。

また、冒頭で述べた通り、持ち家比率が高く、高齢者が所有する家は、高齢者向けとなっていないため、今後、需要が増える見込みとなります。
そうなってくると雲霞の如く、質の低い悪徳リフォーム会社が高齢者に向けて積極的に活動を開始することが予想されます。

そんな悪徳リフォーム会社に皆さんが、終の棲家を任せてしまわないように、今回の記事を作成しました。

高齢者向けリフォームを検討する際は、最低でも3社以上から見積を取り、また、今回掲載した記事内容に反したリフォームプランを提案してきていないかをご確認ください。

資金計画に相談に乗ってくれるリフォーム会社を選ぶポイントにすることも有効だと思います。
そこを理解していないリフォーム会社は高齢者向けリフォームを不得手としている可能性があります。

長く、健康で自立した生活を送るために、終の棲家について考えてみてはいかがでしょうか?

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