コラム 失敗しない会社の選び方

【毎年気になる】台風対策リフォームで大切な住まいを守る手段あれこれ

2020年5月24日

毎年増えている台風被害。2018年には、観測以来、史上最多の7個の台風が発生していました。
それに伴い、お家にも被害が出た方もいて台風対策の重要性が高くなってきました。

住まいを襲う台風による被害

台風による被害で最も危険性が高いのは、強風により、モノが飛んできて、窓ガラスにぶつかり割れてしまうことです。

割れたガラスが部屋の中に飛散し、ケガをしてしまう危険性があります。

また、強風により、屋根瓦が飛んだり、看板などが落下、猛烈な台風では外装材の飛散が起こる可能性が高くなり、危険な状態になります。

窓ガラスの台風対策

台風が来るとわかっていたら雨戸やシャッターで窓ガラスを守りましょう。

窓ガラスが割れると強風が室内に入り込み、割れた窓ガラスでケガをするだけでなく、家具やインテリアが破損する被害も予想されます。

雨戸・シャッターによる強風対策

飛来物が窓ガラスを割るのを防ぎ、二次被害も予防できる雨戸・シャッターは可能なら全ての窓につけておきたいものです。

とはいえ、リビングの窓しか設置していない御宅も多いのではないでしょうか?

新築時に予算の都合で取付できなかった御宅もあることでしょう。

実は雨戸やシャッターは意外と簡単に後から取り付けることも可能なんです。

雨戸・シャッターは防災効果だけでなく、防犯効果もあり、騒音対策としても有効です。

最近では、採風・採光が可能なタイプやスマートフォンで外周先から自動で開閉できる商品も出ています。

防犯合わせ複層ガラスに変える

雨戸やシャッターが設置できない窓には、「防犯合わせ複層ガラス」に変えてみてはいかがでしょうか?

ガラスの間に樹脂中間膜が挟み込まれており、何かが飛んで当たっても破片が飛び散りにくいようになっています。

名前の通り、防犯にも有効で、部屋への侵入がし辛くなります。

飛散防止フィルムを窓に貼る

窓の交換までは難しいという方には、窓用の飛散防止フィルムという方法もあります。

飛散防止フィルムはJIS規格適合商品をおすすめします。
JIS A 5759適合品ラベル」の表示があるかチェックしましょう。

外側から貼るタイプと内側から貼るタイプがあり、普通の窓なら厚さは50ミクロン、大きいガラスなら70ミクロン以上を選びましょう。

自分で貼るとコストも抑えることができますが、自分で貼るのが不安な人は業者に依頼することも可能です。

特に天窓や高い位置の窓は、自分での作業が困難な場合もありますので、危険な作業は必ず、プロにお任せしましょう。

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窓・網戸の外れ止めを確認しておこう

窓・網戸には「外れ止め」というものがついています。

窓や網戸が簡単に外れて落下しないようについている部品で、メーカーや品番によっていろいろなタイプがあります。

この外れ止めが緩んでいると、風でガタガタしたり、開け閉めがスムーズにいかなかったりします。

強風で飛ばされないように、窓や網戸の外れ止めがセットされているか、よく確認しておきましょう。

外れ止めのかけ方は取扱い説明書やメーカーホームページで使用している窓や網戸の品番を基に探しましょう。

 

屋根の台風対策

台風による屋根の被害が最も多く出たのは瓦屋根です。

スレート屋根や金属屋根は釘やビスで固定されていますが、瓦は桟木(さんぎ)に引っ掛けられているだけなので、台風による強風に弱いと言えます。

さらに瓦は、屋根材の中では重たいものになるので、人に当たったりする危険もあります。

特に屋根は、自身でメンテナンスやチェックをすることが難しいため、昔ながらの瓦屋根は防災瓦へ葺き替えを検討をしてもよいでしょう。

その他の種類の屋根でも、台風により変形や飛散することがあります。

例えば金属屋根やスレート屋根の頂点に取付けられている棟板金は、強風により緩みがでて剥がれ落ちてしまうことがあります。

10年以上経過しているのなら一度、点検してもらい、緩みがないか確認した方がよいでしょう。

屋根は自分で確認できないから業者選びは慎重に

屋根はリフォームの中でも難しい部類になります。

自分では、直接確認することが難しいため、業者のいいようにされてしまう可能性もあります。

屋根のリフォームの際は、必ず、複数社に調査、見積を依頼しましょう。

 

台風の被害にあったら火災保険を確認

台風で窓が割れたり、屋根が破損してしまったら、緊急対応としてリフォーム会社等に連絡すると思いますが、火災保険の保険会社にも連絡しましょう。

風災保証がついていれば、利用できる場合があります。

台風など自然災害が増え、火災保険を活用したリフォームや申請をサポートするリフォーム会社も多くなってきました。

火災保険リフォームの専用サイトを開設する屋根工事会社や自ら損害保険代理店に登録して保険のアドバイスを行う会社も出てきています。

ちなみに保険の申請代行費用は、保険金の対象外です。

申請自体は、書類をリフォーム会社と協力して揃えれば、自ら申請できます。

しかし、中には、保険金以上のリフォームを無理やり進めたり、不正な保険金額を請求してトラブルになってしまう悪徳業者も存在します。

火災保険を活用したリフォームも必ず複数会社に見積を取ってくださいね。

誠実なリフォーム会社さんと出会えれば、被災した箇所を自己負担なく、修理することも可能です。

 

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