健康意識の高まりとともについに世帯普及率が3割を超えた浄水器。
キッチンをリフォームするついでに取付けたいという方も増えてきました。
キッチンの浄水器はどうやって選べばよいのでしょうか?
まずは取付位置を決めよう!
キッチン浄水器の取付場所は3箇所です。
取付場所によって浄水器の特徴が違います。
それぞれ、どんな特徴があるか把握しつつ、取付場所を決めましょう!
水栓金具本体
水栓金具本体に取付ける浄水器には、蛇口の先に取付けるお手軽な「蛇口直結型」と水栓金具に浄水カートリッジが組み込まれた「水栓一体型」があります。
場所もあまり取らずコンパクトなタイプで価格もお手頃です。
但し、カートリッジ交換のスパンが3ヶ月~半年と短く、浄水機能も他のタイプに比べると高くはありません。
キッチンカウンターの上
キッチンカウンターの上に設置する浄水器は「据置型(ホース取付型)」と呼ばれており、ホースで水栓金具につなぐタイプです。
既存の水栓金具に取り付け可能場合もあります。
浄水能力は高く、カートリッジ交換も半年~1年と長くなります。
デメリットは、キッチンカウンター上のスペースに設置する為、場所を取ることです。
やっぱり人気はシンク下
シンク下に設置する浄水器は、「アンダーシンク型(ビルトイン型)」と呼ばれています。
水栓一体型に比べて浄水能力が高く、カートリッジ交換も1年ごとと長いのですが、その分価格が高くなっています。
浄水器のみリフォームする場合、既存のキッチンにシンク下スペースがなく取付できない場合があるので注意が必要です。
後付け可能なタイプもあり、デザイン性が高いので多少価格は高くても人気があります。
なかでもタッチレス操作ができるLIXILナビッシュが人気です。
-
人気のタッチレス水栓 LIXILナビッシュと類似した商品を探してみた
コロナショックを受け、私たちの日々の生活も変化を迫らてきました。とにかく、「触れない」ということが重要な要素となっており、非接触となる商品が人気です。 今回は、宅配ボックスに次いで、人気の高いタッチレ ...
続きを見る
キッチン浄水器の選び方
浄水器はどの程度の浄水能力と範囲を求めるかによって価格が大きく変わってきます。
3箇所の設置場所によるメリット、デメリットを知り、イニシャルコストとランニングコストを確認しましょう。
ウォーターサーバーとの比較
用途や使う量によってウォーターサーバーとの比較もしてみましょう。
飲用としてのみ使用する場合は、ウォーターサーバーでもコスト面で可能性があります。
調理用やそもそも洗い物などにも使用する場合は、浄水器に軍配が上がります。
浄水器の浄水方法は様々
浄水器は主に「中空糸膜フィルター」「逆浸透膜」「活性炭」という方法があります。
中空糸膜フィルターとは、中が空洞になった繊維を束ねたフィルターでサビやカビ、雑菌の除去が得意です。
繊維が細かく、目詰まりを起こしやすいのがデメリットです。
逆浸透膜は、中空糸膜フィルターより穴が細かく除去性能に優れ、寿命も長いですが濾過量が少なく、ミネラルも除去してしまいます。
活性炭は汚染物質を穴に吸着させ、目詰まりもしにくく、匂いの除去が得意です。
但し、吸着量に限度があり、取替スパンは短めになります。
セントラル浄水器
水道メーター後の水道管に直結する浄水器です。
家中全ての水が浄水でき、給水管の寿命も延びますが、設置コストが高く大がかりな工事が必要となります。
キッチン浄水器の基本まとめ
まとめ
- キッチン浄水器は設置個所が3箇所
- 設置個所タイプによってメリット・デメリットがある
- イニシャルとランニングコストを確認しよう
- 浄水方法もいろんな種類がある
- キッチン以外も使用量が多いならセントラル浄水器も
キッチン浄水器の基本についてご紹介しました。
いろいろな種類があり、後付けでつける商品もありますが、キッチンリフォームと一緒に取り付ける方が多いと思います。
リフォーム会社によって価格や取り付け費が変わりますので、検討の際は必ず複数社に見積もりを依頼しましょう!