このページに辿りついた貴方は、恐らくリフォーム検討の真っ最中だと思います。
探し始めてまだ日が浅い貴方も、いくつもサイトを探し回って辿りついた貴方も一度、なぜ自分がリフォームをするのかじっくり考えてみましょう。
なぜリフォームをするのか?
リフォームの動機を明確にすることで、リフォームのゴールを意識することができます。
リフォームのきっかけ
リフォームが必要な貴方にはリフォームを考えるきっかけがあったはず。
世の中の人たちがどんな理由でリフォームをすることになったのか、ちょっと見てみましょう。
いろんなリフォーム会社やメーカーのサイトを見てみると多く言われているのが以下の3つです。
- 住宅設備が壊れた
- 今の住まいに不満を感じた
- ライフスタイルの変化
以下は国土交通省が2017年4月に発表した平成28年度の住宅市場動向調査のリフォームの動機についての結果です。
2.1.2 リフォームに関する意思決定
(1) リフォームの動機
リフォームの動機は、「住宅がいたんだり汚れたりしていた」が 45.1%で最も多く、次いで「家を長持ちさせるため」が 31.4%、「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」が31.0%。
<出典:「平成28年度住宅市場動向調査(国土交通省)」より>
よくリフォームサイトで掲載されている理由とは若干、表現が異なりますが、住宅市場動向調査ではボリューム感が分かりますね。
やはり、お家のどこかが壊れたことがリフォームを考えるきっかけとしては多いようです。
「家を長持ちさせるため」というのがイメージがつきづらいですが、リペア(修繕)レベルの需要も多いということでしょうか?
「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」も多いことからリフォーム会社が挙げている「今の住まいに不満を感じた」というのも大外れではないようです。
但し、水回りへの不満ですので、デザインを追い求めたり、流行りのブルックリン風や北欧風に変えたいという人は全体から見たら少数派なのかもしれません。
最後にリフォーム会社がよく挙げているライフスタイルの変化は、家族の構成人数が変わったり、高齢化による住みやすい家へのリフォームが代表的な例ですが、この資料を見ると実はそんなに多くないのでは?と思ってしまいます。
さて、あなたのリフォームはどのきっかけに該当しますか?
リフォームはなんとなくでは始められてない高価な買い物です。
あなたがリフォームをしようと思ったきっかけによってプロセスとゴールが変わってきます。
次からきっかけ別のリフォームのポイントをご紹介しましょう。
住宅設備が壊れた
お家のどこかが壊れてしまった。
だからリフォームが必要になった。
このパターンは初めてリフォームする方には多い理由ではないでしょうか?
問題は壊れた部位や程度によってリフォームの緊急性が大きく変わってきます。
例えば、給湯器が壊れてお湯が出ない!といった生活にダイレクトに影響するような部位なのか、トイレの便座にヒビが入ってるといったようなある程度、生活が続けられる破損なのかで、会社や商品を選んでる時間や工事に入らなければならないスピードが変わってきます。
リフォーム会社を選ぶ余裕がない場合もあるかもしれません。
緊急性が高い場合は、工事にいつ入れるかという着工日も会社選びの大きな要素になってきます。
リフォームまで行わず、リペア(修繕)で済まし、当面をしのぎ、計画的にリフォームするという手もあります。
ポイント
緊急性が高いリフォームなら工事日が重要!
当面はリペア(修繕)で凌ぐのも選択肢に入れておこう!
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今の住まいに不満を感じた
新築時にできなかった外構や内装を変えたい。
北欧風のおしゃれなお家にしたい。
壊れてないけどキッチンをおしゃれで便利なものに変えたい。
このパターンのリフォームは、新築時に資金の関係で断念した為、既に計画していたり、資金に余裕があって自分のごだわりをすまいでも表現することが幸せにつながる方のリフォームです。
じっくりと満足のいくデザイン事例を多く持つ会社を探しましょう。
外構ならお家の外壁とのマッチや内装なら、インテリアとの調和も確認します。
何社ともデザインプランをやり取りするので時間もかかります。
いくつもの提案を受けていると当初の自分が思い描いたイメージとずれてくることがありますが、都度、最初のリフォームの動機を思い出し、優先順位を再確認してプランを選ぶことが重要です。
ポイント
デザイン重視ならデザイン事例を多く持つ会社を!
外壁やインテリア、現状のお家との調和も考えよう!
当初の目的を忘れずに!優先順位は常に確認!
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ライフスタイルの変化
子供部屋が必要になった。
子どもが独立した。
高齢で段差が辛い
等々
このパターンは住み方が変わったことにより、暮らしやすくするためのリフォーム。
人生の節目に起こるリフォームです。
ライフスタイルの変化がリフォームの理由なら変化が起こってからではなく、起こる前に計画を立てておくことが重要です。
特に高齢者向けのバリアフリーリフォームは、国や市の補助金を活用する資金面での知識や段差解消や手すり設置だけでなく、住む人が本当に暮らしやすい意味のあるリフォームにしなくてはいけません。
浅い浴槽にしたり、トイレの幅を拡張したりと方法もたくさんあります。
会社を選ぶポイントも高齢者向けのリフォーム事例を多く用意しているか、補助金や税制の知識は十分備わっているかも確認しましょう。
ポイント
事前に計画を立ててリフォーム時期を迎えよう!
補助金や税制等、リフォーム資金も計画的に!
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リフォームは必ず起こるもの
大きく3つにリフォームのきっかけをみていきましたが、永遠に劣化しない家は存在しない以上 お家が壊れたを動機としたリフォームは持ち家、マンションを購入した人には必ず発生してきます。
もちろん、そんなことは誰でも知っています。
しかし、具体的にいつ、何が壊れるのか、リフォームにはどれくらいお金がかかるのかを知識として持っているでしょうか?
企業が保有する施設や工場は主に総務部のような部署が管理していますが、そこではFM(Facility management)やTPM(Total Productive Maintenance)といった概念の元、事後保全、予防保全、改良保全を駆使し、最小コストで最大効果を目指した活動に取り組んでいます。
一般消費者のお家でも同じような概念の元、極力コストを抑えてお家での幸せな生活を送ることを目指すべきでしょう。
その為にお家に住む人はリフォームの正しい知識を備える必要があるのです。
当サイトでは、皆さまのリフォームを少しでも成功に近づけるために、リフォーム会社の選び方を中心にリフォーム情報を発信していきます。
異業種参入で玉石混合、混沌としたリフォーム業界の謎を一緒に解き明かしませんか?