梅雨対策、湿気対策で人気のリフォームと言えばLIXILのエコカラット。
皆さんも一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ご存じない方の為に簡単にご説明すると、
LIXILの壁材で、調湿機能、脱臭機能をもつ室内用タイルです。
エコカラットは、微細な孔を持つ原料をタイル状に焼いてインテリアで使用できるようにしたものです。 この微細な1ナノメートル(1mmの百万分の1)の孔に空気中の湿気が入ったり出たりすることで、湿気を吸収したり放出したりして湿度を変化させる働きをしていると考えられています。
LIXIL | エコカラット | サポート・お問い合わせ | エコカラットQ&A
ecocarat.jp/support/qa.html
つまり、湿気が多いときは水気を吸って、乾燥しているときは水気を放出するという優れものです。
エコカラットのメリットやデメリットを説明したサイトは多く、いずれもオシャレさと調湿機能がウリとなっており、欠点はその値段の高さです。
さらに、エコカラットプラスという上位商品も登場しました。
エコカラットプラスは、エコカラットより、水拭きができるようになる等、清掃性が高い商品です。
他にもデザイン性の高いシリーズもラインナップされています。
当サイトでは今更エコカラットについて詳細に説明するは他へお任せして、人気のエコカラット、その代用品がないか調べてみました。
「調湿建材認定マーク」で確認
まず、知っておいて頂きたいのは、こういう機能を持つ製品に人気が出ると類似品がたくさん出てきますので業界では、素早く協会や団体が設立され、その性能を評価・審査して認定する流れになります。
調湿建材もその一つです。
一社)日本建材・住宅設備産業協会が審査・登録する調湿建材登録・表示制度に基づき、登録を認めた製品に「調湿建材認定マーク」を表示する制度があります。
では、その中から機能とオシャレ度の高い調湿建材をご紹介しましょう。
ダイケン 「さらりあ~と」
調湿建材の認定はエコカラットと同じ日という、ダイケンの「さらりあ~と」です。
デザインもいくつかありますので、リフォームの際は、エコカラットとともに候補にしてもよいと思います。
ラインナップの中にある「さらりあ~と シンプルクリーン」は、ビオタスク機能という抗ウイルス機能がついており、おすすめです。
名古屋モザイク工業株式会社 エージープラス
素材のなかに銀イオンが入っており、悪臭物質を素早く分解という消臭効果を持ち、病院や幼稚園などでの使用も想定している建材です。
株式会社ヤマセ 呼吸する土壁 純・Ⅱ
湿度調整と防火性に優れ、古くから神社仏閣や蔵など使われている漆喰。その特徴をそのままに、今流行りのゼオライトを加えてさらに調湿効果を高めた商品です。
朝日ウッドテック㈱ クールジャパン プレミアム
こちらは、今まで紹介したものと違って木の素材になります。
木材の調湿効果はイメージしやすいと思いますが、独自の工法によってさらに効果を高めています。
デザインも他の調湿建材より高級感があります。
日本インシュレーション㈱ Baubio-調湿
ゾノトライト系けい酸カルシウム調湿建材で昭和55年より調湿建材の販売を開始をしているという老舗。
老舗というだけあってホームページもなんだか時代を感じます。
デザインというよりは、まさに機能重視でしょうか?
同じく登録されている商品は神社仏閣、博物館等、展示品を守るために使用されているものもあります。
ニッコー㈱ ムッシュ(Monsieur)
「除臭」と「調湿」の両方の機能を表示している壁材です。
サイトのQ&Aが揃っており、機能的には自信がありそうです。
寿命もきちんと明示されていて、7年~10年、通常使用なら10年以上もつとされています。
アイカ工業㈱ モイスNT
アイカ工業㈱のモイス「MOISS」。
天然素材で作られた調湿建材で、エコカラットのような立体的なデザインだけでなく、平面デザインも豊富なところがおすすめポイントです。
平面デザインも可能なため、天井にも使える点が特徴です。
大理石風デザインもあって、エコカラット以上に使える幅は広そうです。
「調湿建材認定マーク」でした
以上、紹介してきた商品は調湿建材認定マークがついており、その性能は一定のレベルであることが保証されています。
しかし、世の中には、認定されなくても機能はありますよという商品が存在します。
本格的なリフォームは難しいけどという方にお勧めなDIY用のイチオシ商品も存在します。
自分でやるのはちょっと、という方は、リフォーム会社へ相談しましょう。
友安製作所 漆喰タイルシール「ハルカラット」
認定マークはないようですが、リフォーム工事するよりははるかに安くて、デザインも揃ってますので、お試しにはオススメです。
タイルの裏面に粘着シートがついおり、剥離紙をはがして貼るだけなので、難しい工事も専門技術も不要。
賃貸でも使えるタイプもラインナップされており、デザインと機能性を両立したインテリアタイルです。
漆喰というのは石灰石という石からできていて、強度が高いため外壁に使われることが多く、その石灰石を1,000度以上で熱して消石灰にし、これと石灰石の粉末、水を加え、さらに塗ったときに壁からドロっと落ちないように糊を混ぜて作ります。
最近では、その調湿効果で室内壁にも塗るリフォームが増えてきました。
しかし、工期は長いし費用面も考えるとエコカラットという選択肢に流れることも多いでしょう。
ハルカラットはそんな漆喰を使った内装材です。
調湿効果を実感するためにもまずは、お部屋にワンポイントで試してみるにはちょうど良い商品ではないでしょうか?
DIYなら貼ってはがせる壁紙・簡単リメイクシート【Harokka(ハロッカ】
調湿も何も関係ありませんが、エコカラットやハルカラットにご興味がある方は、手軽に貼って剥がせる壁紙のハロッカも気になるのではと思い、載せておきます。
エコカラットと組み合わせて、キッチンや冷蔵庫に貼り、オシャレな空間に変えてみるのもいかがでしょうか?
最後に
エコカラット以外の選択肢は実はこんなにたくさんあったんですね。
今回は、できるだけ多くの選択肢を挙げてみました。
エコカラット一択ではなく、各メーカーショールームやリフォーム会社に選択肢を確認してみてくださいね。
本当にワンポイントだけならDIYも可能でしょうが、壁面全体だったり、複雑な形へのカット等は、リフォーム会社に依頼することになります。
エコカラットや調湿タイルの扱い、内装工事に自信のある会社を探しましょう。
内装工事の場合は、必ずイメージパースやサンプルを用意してくれる会社がおススメです。