さてリフォームするぞ!
となってもまずは何からするべきか……
初めてリフォームをする人は当然迷ってしまいますよね。
リフォームを考え出したならリフォームが完成するまでの流れを知っておいて損はありません。
ある程度流れを知っておけば、緊急性の高いリフォームでも慌てることなく取り掛かれます。
逆に流れを知らないとリフォーム会社の言うままに無駄な出費や工事が終わってから契約したりとトラブルの元です。
あなたのお家のリフォームはあなた主導で進めましょう。
リフォーム会社が提唱する進め方はだいたいこんな感じ
リフォームの流れはリフォーム会社、メーカー、紹介サイトでも自身のWebサイトで掲載しています。
リフォーム会社では、いきなり「まずはお問合せ」なんてページもありますが、だいたい次のような感じにまとまっています。
STEP2 ご相談
STEP3 見積・プラン検討
STEP4 ご契約
STEP5 工事開始
STEP6 完成
完成の次にアフターを載せてる会社もいくつかあります。
だいたいこの通りではあるのですが、STEP2~4まで複数社とやり取りすることになります。
つまり、STEP2なら複数社にご相談することになりますし、見積・プランなんて1社数種類出してきたら比較するがもう大変です。
効率的に進めていかないと無駄な提案をたくさん受けて、いつのまにやら決まっていた。
工事が終わってから、アレもしておけばよかった、コレはいらなかったなんてことになりかねません。
リフォーム会社に言われるままではなく、自分主体で効率よく進めていきましょう。
自分主体で進めるためにリフォームする人目線に書きかえるとこんな感じ
STEP1 情報収集
STEP2 会社を探す:第一次会社選択
STEP3 詳細を決める
STEP4 会社を決める:第二次会社選択
STEP5 工事のチェック
STEP6 仕上のチェック
1~4まで自分主体で動いていかないと進みません。
5~6はリフォーム会社が主導ですが、必ず自身で打ち合わせ通りに進んでいるか確認しましょう。
リフォーム会社の営業マンにできましたと言われても完成したかどうか決めるのは貴方です。
それではスムーズにリフォームを進めるためにSTEPを簡単に確認していきましょう。
まずは、STEP1の情報収集から見ていきましょう。
情報収集
リフォームするにあたって、重要なのはまず目的をはっきりさせておくことです。
必要なリフォームとそうでないリフォームをしっかりと分別するため、目的を明らかにします。
目的が決まったらいよいよ情報収集です。
いろんなサイトで施工事例を見たり、大体の価格相場を把握します。
この時予算も決めておきます。
会社を探す
ある程度情報を集めたら今度は目的のリフォームができる会社を探します。
リフォーム会社は多種多様な種類の会社が存在し得意分野も千差万別。
目的のリフォームができるかしっかりと確認する必要があります。
リフォームの成功には信頼できる会社と信頼できる営業マン。
この2つが大きな要素を占めています。
この段階の会社選びはいわば一次面接のようなものです。
信頼できそうな会社、複数社に現地調査を依頼してやってきた営業マンが信頼できるかチェックします。
詳細を決める
信頼できそうな複数社の営業マンから見積・プランを受け取り、比較検討します。
この際、できるだけ近い内容でプラン提案が受けられるように、営業マンへ要望をはしっかりと伝えておきましょう。
また、提案プランにあった商品は必ずメーカーショールーム等で実物を見に行くことをお勧めします。
ショールームで機能や使い勝手、素材や質感を確認しましょう。
また、工事内容についてもしっかりと営業マンから説明を受け、どんな工事をするのか確認するようにしましょう。
ここでは営業マンからの提案を慎重に検討して当初の目的が達成されるのか、大きく逸脱していないかを予算と相談し、提案に振り回されないように注意が必要です。
会社を決める
見積・プランが煮詰まってきたら、いよいよリフォーム会社と工事請負契約を結びます。
いわば最終面接。
会社の体制は信頼できるものか、営業マンは信頼できる人間か、よくよく慎重に検討します。
契約の前に工事の工程、工期や工事中の生活についてもしっかり確認しておきましょう。
忘れずにアフターメンテナンスや保証についても確認して契約に臨みましょう。
他にも契約後には現場監督が対応し、営業マンと話ていることがなされないというトラブルを防ぐために打ち合わせ記録や工程表等の資料類も契約前に揃えておきます。
契約するともう後には引き返せません。
着工日になれば工事が始まります。
慎重に検討して契約します。
工事のチェック
着工とともに家には営業マン以外に現場監督や職人さんが出入りすることになります。
最近の職人さんはマナーも会社から求められているので昔に比べると態度の悪い人はずいぶんと減りました。
しかしそれでもおかしな態度や工事中にゴミを捨てたりする職人さんがいればしっかりと抗議をしましょう。
きちんと見てるというアピールはそれなりには必要です。
もちろん、気持ちよく働いてもらうため、やたら横柄な態度を取るのはNGです。
また、営業マンと話した工事内容がきちんと実行されているのか進捗は遅れていないかを工程表片手に現場監督に確認します。
天候の関係で工期が延長したり、不測の事態には現場監督との密なコミュニケーションが必要になります。
仕上りのチェック
工事が終わり、完成することを完工と言います。
リフォーム完了の状態を見て、たいていの会社ではお引渡し書にサインをすることを求められます。
お引渡し書にサインをする前に約束の工事がしっかりとされているか自らチェックをしましょう。
内装ならクロスに剥がれや浮きがないか、現場にゴミがおちてないか、床はまっすぐか等、チェックをして満足いく出来ならサインをしましょう。
その場で指摘できたならすぐに手直し工事の段取りをつけてくれます。
その場では分からなかったことも後日、気づいたらすぐに連絡し見に来てもらいましょう。
年月が経てば取り付けの甘さ等は劣化の一言で片づけられてしまうかもしれません。
まとめ
さて、以上が簡単なリフォームの流れとなります。
簡単ではありませんね。
もちろんリフォームの内容や規模によっては、工期が1日で終わったり、
そもそも商品の選択肢が少ない部位で情報収集もそこまで必要ないリフォームもあります。
ただお家はいつか必ずリフォームが発生します。
そんな時に慌てないようまずはリフォームの流れだけでも知っておきましょう。