リフォームと言ってもその中にはいろんな種類があります。
全面改装、浴室・キッチンと言った箇所リフォーム、修繕工事・・・etc
最近ではリノべが流行っていますが、実際にはそこまで大きなリフォームじゃなくていいという方もいらっしゃると思います。
今の現状で困っているところだけ直したい、ちょっと壊れてしまったところの交換や修理だけお願いしたい。
そういう時にどこに頼んだらいいのか?
について紹介していきます。
リフォームの小工事とは?
各社毎に定義はまちまちですが、概ね数時間から1日で工事が終わるリフォームのことを小工事と言います。
また、金額での分類で15万円までを小工事としているリフォーム会社もあります。
具体的な工事内容としては、カーテンレールの取り付けや、水漏れや、クロスの張り替え等に加えて、修繕も含まれます。
トイレリフォームも単純な入れ替えは、1日で終わりますし、15万未満のトイレもありますので小工事に分類されることもあります。
他にも、水栓の取替、コンロの取替、コンセントの増設や修理、畳の新調・表替え、換気扇の交換、
建具の調整、クロスの張替・・・etc
リフォームの小工事の内容は多岐に渡ります。
修理・修繕のような小工事をどこに頼んだらいい?
マンション住まいならまずは、管理会社へ
まずマンションにお住いの方に関しては、マンションでメンテナンスをしてくれる管理会社かを確認してみてください。
水回り関係のことであれば、管理会社とメンテナンス会社が提携している場合があります。
少々高いですが、よくポストに入っているマグネットの会社よりも安心です。
リフォーム会社を利用したことがあるなら
またリフォームを一回でもどこかの会社でやってことある方に関しては、施工したリフォーム会社にメンテナンスを請け負うサービスがあるか聞いてみてください。
ただ、小工事に対する姿勢は、リフォーム会社によってバラバラです。
何店舗化展開している会社や大手リフォーム会社だと正直小工事を請け負うのが手間と考える営業マンも多いようです。
一般的に小工事は単価が低い割には、営業マンの時間も取られるため、もっと単価のいい仕事をしたいというのが本音で、敬遠されがちです。
しかし、この小工事がきっかけで長くお付き合いするんだという意識があるリフォーム会社は、小工事を積極的に行っています。
特に地域密着型のリフォーム会社はその姿勢が顕著です。専門のメンテナンスサービスをしている会社も多くなってます。
小さな工事も嫌がらず、親身になってくれるリフォーム会社は信頼できると言えるでしょう。
小工事が得意なリフォーム会社の注意点
小工事を積極的に行っているリフォーム会社は信頼できると言いましたが、注意点もあります。
積極的に小工事を取りに来るリフォーム会社が必ずしも優良とも言えないのです。
1つ目 そもそも大規模リフォームの経験が少ない
リフォーム会社と言ってもそのバックグラウンドは様々です。
ハウスメーカーからリフォームに進出した会社、家電量販店からの進出、地域工務店等、それぞれ得意なリフォームが存在します。
水漏れや電気、ガスの修理屋からリフォームも請け負うところも少なくありません。
特に修繕からスタートしたリフォーム会社は、大規模リフォームを請け負えない会社も存在します。
もちろんその分、修繕を始めとする小工事の品質はしっかりとしており、親身になって対応してくれることでしょう。
ただ、そのまま次のリフォームも比較をしないで任せてしまうことは避けた方が良いでしょう。
きちんと小工事が得意なリフォーム会社として認識し、規模や内容によって使い分けが必要です。
2つ目 悪徳リフォーム会社も小工事を積極的に取っている
小工事を積極的に行っているのは、優良リフォーム会社だけではありません。
悪徳リフォーム会社も積極的に行っています。
その理由は、小工事リフォームの現地調査で他の痛んでいる箇所を指摘して必要以上に不安を煽り、ムダ大きな工事に変えてしまうのです。
ひどいリフォーム会社は、床下を自分で濡らして、水漏れしているなんて騒ぎ立てるところもあります。
こんな悪徳リフォーム会社を避けるためには、小工事と言っても何社か比較する必要があります。
小工事の例ではありませんがこんな事例があります。
お風呂の栓が壊れたため、折り込みチラシが入っていたリフォーム会社に見に来てもらったところ、床下の調査で風呂場下から水漏れがあったと写真まで見せてきたため、浴室リフォームの見積もり依頼をしました。
しかし、複数社に見積依頼して現地調査をしてもらったら水漏れの痕跡が見つからなかったのです。
他のリフォーム会社の営業マンからは、恐らく床下に潜ったときにわざと濡らしたのではないかと言われました。
これも複数社に見積依頼をしたから気付けたことです。
結局は小工事リフォームはどこに頼んだらいいの?
冒頭で述べたように、小工事と言ってもその範囲は多岐に渡ります。
それでも、リフォーム会社は、全ての小工事を請け負ってくれる会社がほとんどです。
とはいえ、リフォーム会社によって、得意な範囲はバラバラです。
最適な依頼先を見つけるには、もっと小工事を分類する必要があります。
水回りのメンテナンス
水栓交換やパッキンの交換、ウォシュレットの交換など水回りのメンテナンスについて依頼する場合の依頼先によるメリット、デメリットを紹介します。
緊急対応をウリにしている専門店
水道関係の対応会社は多く、ネットで検索すると上位に表示されたり、気が付いたらポストにマグネットを配布しているような水道関係の救急対応をウリにしている専門店が選択肢の一つになります。
メリットとしては、専門でやっているので、その場で対応できることが多くスピードが速い。
24時間電話でも受け付けてくれたり、本当にすぐに駆け付けてくれる為、その日の内に解決することもあります。
デメリットとしては、お値段が高くなる傾向にあります。スピード重視の為、他社との比較もしている時間はない為、価格の妥当性も判断する余裕が持てないでしょう。ただ、緊急の駆け付けやその場での対応を考えると多少高くても致し方がない点もあります。
もう一つデメリットとして、工事が雑な場合でもその場で対応するから判断も難しく、文句が言えない点が挙げられます。なるべく、実績のある専門店を選ぶことが必要です。
水回りが得意なリフォーム会社
水回り専門を掲げるリフォーム会社で、ネットはもちろん、新聞折り込み等も積極的に入れている会社です。
メンテナンスだけでなく、最終的にはキッチンやお風呂のリフォームも請け負える会社がほとんどです。
メリットとして、価格は、緊急対応ができない分、他社比較が可能なため、安価になりやすい。
水回り以外にも総合的に対応ができる会社が多い。
デメリットは、緊急対応には向かない。緊急対応を掲げながらも、電話が18:00位でクローズする。
その場での対応はできず、部品取り寄せや見積もりで修理を行うのは、数日後になることがある。
電気関係のメンテナンス
コンセントやスイッチの不良、換気扇などでお困りの場合は、いわゆる町の電気屋さんとリフォーム会社が選択肢になります。
電気関係のトラブルは、一般家庭では、緊急性を求めることが少なく、逆に店舗や事業だと緊急性を求められる傾向があります。
その為、電気のトラブルでの緊急対応をウリにする専門店は少な目でした。
メーカーの名を冠する個人店
電気関係の修理は、パナソニック等、メーカーの名前を冠する個人店、いわゆる町の電気屋さんが対応をしてくれます。
メリットとしては、個人店の為、気安く気軽に相談ができ、継続的な対応に応じてくれやすい点と意外と価格が安く済む場合があります。
デメリットとしては、個人店の為、対応に限界があり、繁忙期や長期休暇時期等、その対応スピードにはムラがあることです。
電気工事ができるリフォーム会社
電気工事ができるリフォーム会社と記載しましたが、リフォーム会社ならほぼ、間違いなく可能です。
一応、電気工事には資格が必要になりますが、これを持ってる人材を一人も抱えていないリフォーム会社はありません。
メリット、デメリットについては、水回り専門リフォーム会社と同様です。
内装・畳・ふすまのメンテナンスについて
内装のメンテナンスは、剥がれた壁紙の張替えや、傷ついた床の補修等、緊急性は高くなく、デザインや形等、ゆっくり検討したいという方が多いでしょう。
通常のリフォーム会社への依頼になることが多いと思いますが、和室のメンテナンスだけは、実績のある有名店へ依頼することをオススメします。
洗面・トイレに貼ってあるクッションフロアの張替はリフォーム会社へ
クロスの張替えや洗面トイレ等のクッションフロアの張替えは、どこのリフォーム会社でも取り扱いがあり、安価にリフォームできるので、他のリフォーム同様、複数社しっかりと比較をして検討しましょう。
畳は、あたらしグループ等の有名店へ
畳の裏返しや障子の張替えについては、なかなかDIYでも難しい部類になり、業者へ依頼することが多いメンテナンスです。
畳については、全国あたらしグループ、東海圏でいえば美ぐさ畳等有名店に頼んでおけば間違いはないかと思います
なぜなら、リフォーム会社も、上記の会社や関連会社へ依頼を出すため、価格が高くなりがちです。
ガス関係のメンテナンスについて
ガス機器が故障すると、料理ができなかったり、お風呂に入れなかったりと緊急性が比較的高いものとなります。
ガス機器の修理に対しては、大手ガス会社が抱えるメンテナンス会社とガス機器専門の工事会社があります。
大手ガス会社によるメンテナンスサービス
東京ガス、大阪ガスと言った各都市ガス会社の専門ショップやプロパンガスの供給元会社が抱えるメンテナンス会社です。
メリットとしては、国家資格を取得していたり、ガス会社により専門の教育を受けた作業者が作業を行うため、安全面で信頼性が高い点です。そもそもガスに関しては国家資格や各都市ガス会社の教育を受けた方しかガス工事ができません。
デメリットは、ガス機器専門のリフォーム会社に比べて価格が高い点です。
新聞折込やネット等、広告宣伝に力を入れているガス機器会社
ガス機器専門会社は、給湯器のスピード対応等を掲げるリフォーム会社です。
メリットは、掲げている通り、スピード対応で、大量仕入れによる在庫を多く抱えているため、すぐにガス機器を交換することができます。
また、価格も安価な場合が多いです。
デメリットは、スピード重視な分、工事品質に不安が残る点と、修理ではなく、交換を進める場合が多い傾向にあります。
これは、悪質という訳ではなく、安価に提供できるため、交換にメリットが出ることがあるためです。
ただ、安価な分、作業品質については、当たり外れがあるようです。
価格だけでは判断できない修理・メンテナンスリフォーム
金額が10万未満の工事も多く、工事も1時間~半日で終わる工事も多いため、多少我慢すれば価格の安いところを選ぶ傾向にあると思います。
ただ、電気工事とガス工事に関しては資格を、持っていないと作業ができません。
安かろう悪かろうではないですが、少々高くでもしっかりとした会社でやることをお勧めします。
リフォームとしては大げさな緊急性の高くない小工事
例えば、網戸の張替えや排水管洗浄、雨どいの洗浄など、緊急とは言えないが必要になってくるものについては、リフォーム紹介サイトと同じような、軽メンテナンスをやってくれるところ紹介してくれるマッチングサイトも存在しています。
通常のリフォームであれば、見積を複数社取って比較することをオススメするのですが、小工事の場合は、それ以上に料金表が存在しているかを最初に確認しましょう。
もちろん、現地の調査をして原因がはっきりしないと価格が出せない小工事もあるのですが、網戸の張替えや排水管洗浄等は、価格が事前に提示できるものになります。
きちんと価格が出せるものは出しているかは優良メンテナンス業者を見つける指標になります。
イエコマ
近年、伸びてきている戸建住宅専門の軽メンテナンスのマッチングサイトです。
施工協力会社も積極的に増やしているようです。
シェアリングテクノロジーの生活110番
依頼したい内容が、どのジャンルに属するかイマイチわからない場合や、単発と割り切った小規模で限定的なリフォームをする場合は、こちらの生活110番もおススメです。
緊急性の高いものは、緊急対応をしてくれる専門店を検討しよう
小工事の中でも、水道関係やガラス・ドア等、修理にすぐに来てほしいものは、スピード対応をしてくれるところに依頼することになるでしょう。
地域のなじみの工務店や他の箇所をリフォームしてくれた会社へ頼むのも選択肢の一つですが、なかなか緊急対応は難しいでしょう。
その場合は、やはり緊急対応に応じてくれるところに頼むことになります。
緊急対応を行ってくれる業者は、水道トラブル専門やガラス交換専門等、専門領域をはっきりさせているところが多いです。
緊急対応を前提としているので、電話で受け付けてくれます。
水道トラブル専門店
見積、出張費も無料で深夜料金や休日料金もかかりません。見積後の作業開始になるため、納得感もあります。
水道救急センター
同じく24時間対応の水道救急センターは、わりと対応エリアが広く、水道トラブル専門店で対応していないところもカバーしています。
雨漏り110番
ガラス110番